| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県彦根市 |
| 家族構成 | ご夫婦(50代)+母(80代) |
| 延床面積 | 35坪(115.7㎡)※既存建物 |
| 構造 | 木造2階建て(築35年・リノベーション) |
| 断熱性能 | UA値 0.46(リノベーション後) |
| 主な素材 | 杉無垢材・漆喰壁・既存梁(古材活用) |
| 竣工 | 2024年9月 |
目次
暮らしのテーマ
思い出の梁を残し、断熱性能を現代基準に
S様がお住まいなのは、お父様が35年前に建てた木造住宅。「父が大切にしていた家を壊したくない。でも冬が寒すぎて母がつらそうで」というご相談でした。
構造調査の結果、梁や柱の状態は良好。骨組みを活かしながら、断熱・気密を現代基準まで引き上げるフルリノベーションをご提案しました。
お母様が車椅子でも生活しやすいよう、1階をバリアフリーに。段差をなくし、廊下幅を広げ、トイレと寝室を隣接させる間取りに変更しました。
こだわりポイント

35年の記憶を刻む古材の梁
既存の松の梁をサンディングして再利用。新しい漆喰壁と無垢の杉板との組み合わせで、古さが「味わい」に変わりました。お父様の思い出をそのまま残しています。

壁・床・天井をフル断熱
壁は高性能グラスウール120mm、床は押出法ポリスチレンフォーム、天井はセルロースファイバーで充填。築35年の家が、UA値0.46の高断熱住宅に生まれ変わりました。

母のためのバリアフリー設計
1階の廊下幅を900mmから1,200mmに拡張。車椅子でもスムーズに移動でき、トイレは寝室の隣に移設。手すりの高さもお母様に合わせて調整しました。

古き良きを活かす和モダンの玄関
既存の式台(しきだい)を磨いて再利用し、玄関を和モダンにデザイン。新しい杉の腰壁と漆喰の白壁が、歴史ある佇まいに明るさを加えています。
お客様の声
父が建てた家を壊さずに済んだことが、何よりうれしいです。リビングの梁を見上げるたびに、父のことを思い出します。
母も「冬がこんなにあたたかいなんて」と驚いています。以前は廊下に出るのも寒くて億劫そうでしたが、今はリビングと廊下の温度差がほとんどなく、自分で動ける範囲が広がりました。

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